鉄筋メーカーの配車業務を、ExcelとメールからWebとドライバーアプリへ
- 業種
- 住宅基礎用の鉄筋をつくる建築資材メーカー
- 期間
- 2025年11月のお見積もり〜継続中(開発は2026年3月〜8月、アプリの配信は2026年9月)
- 体制
- Rekidから2名(開発1名、テスト・リリースと窓口1名)。要件定義から開発、ストアへの申請、導入の説明会、運用のサポートまで
- 車4t 平ボディ · ルート1現場 No.12 まで 8.4km走行中
- 車10t 平ボディ · ルート2現場 No.07荷下ろし中
- 車4t ユニック · ルート3現場 No.03完了
- 車4t 平ボディ · ルート4第2拠点出発前
ルート1 の運行
- 拠点
- 現場 No.12
- 現場 No.15
- 帰庫
10:31 現在地を受信しました
- ✓受け取りのサイン現場の担当者済み
- !配送できなかったとき理由を記録
次の配送:現場 No.15(11:30 着の予定)
01 ISSUE
課題
基幹システムから出したCSVを拠点の担当者がExcelに書き写し、運送会社とメールで配車表をやり取りしていました。物件番号・重量・車両の種類の転記ミスが起き、配車が確定したかどうかや、トラックがいまどこにいるかも見えませんでした。過去のデータは日付ごとのExcelに散らばり、探すのも集計するのも手間がかかる状態でした。
02 APPROACH
取り組み
「メーカー(本社・拠点)、運送会社、ドライバー」の3つの立場を前提に、拠点と運送会社が複数どうしでつながる配送管理の仕組みを設計しました。CSVを取り込むと項目が自動で対応づけられ、ワンクリックで運送会社へ送れます。運送会社はドライバーと車両、ルートを決めて配車を確定し、ドライバーはアプリを見ながら配送します。状況は、それぞれの画面にリアルタイムで反映されます。
現場へのヒアリングで、業界の言葉づかいや配車を確定する締め切りを要件に落とし込みました。説明会のあとにいただいた要望も、短い間隔で反映しています。
3つの立場と、状況の流れ
- 1メーカー本社・拠点(CSVの取り込み・送付)第1拠点第2拠点第3拠点
- 2運送会社ドライバー・車両・ルートを決めて配車を確定運送会社 1運送会社 2
- 3ドライバーアプリで配送・完了報告
↩ 配送の状況は、メーカーと運送会社の画面にリアルタイムで戻る
主な機能
- メーカー側の管理画面: CSVの取り込み、案件の送付、マスタの管理、リアルタイムの追跡、完了写真の一括確認、レポート
- 運送会社の画面: 案件の受け取り・差し戻し、ドライバーと車両の管理、ルートの作成と最適化、配車の確定
- ドライバーアプリ(iOS・Android): 運行の予定、ナビ、位置情報の送信、安全チェック、完了写真、受け取りのサイン、配送できなかったときの記録
- メーカー・拠点・運送会社・ドライバーごとの権限と、会社ごとのデータの分離
| 物件番号 | 届け先 | 運送会社 | 車両 | 重量 | 状況 | 到着予定 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| K-2410-031 | 現場 No.12 | 運送会社 1 | 4t 平 | 3.2t | 走行中 | 10:48 |
| K-2410-028 | 現場 No.07 | 運送会社 2 | 10t 平 | 8.6t | 荷下ろし中 | — |
| K-2410-025 | 現場 No.03 | 運送会社 1 | 4t ユニック | 2.4t | 完了 | 9:40 |
| K-2410-034 | 現場 No.15 | 運送会社 1 | 4t 平 | 1.8t | 走行中 | 11:30 |
| K-2410-036 | 現場 No.21 | 運送会社 2 | 10t 平 | 7.9t | 出発前 | 13:10 |
| K-2410-022 | 現場 No.09 | 運送会社 2 | 4t 平 | 2.1t | 完了 | 8:55 |
メーカー側のリアルタイム追跡の画面
未割り当てが2件あります(締め切りまで 1時間20分)
| 物件番号 | 届け先 | 重量 | 車両の種類 | ドライバー | 車両 | ルート |
|---|---|---|---|---|---|---|
| K-2410-041 | 現場 No.12 | 3.0t | 4t 平 | D-03 | 4t-07 | ルート1 |
| K-2410-042 | 現場 No.15 | 1.6t | 4t 平 | D-03 | 4t-07 | ルート1 |
| K-2410-044 | 現場 No.08 | 8.2t | 10t 平 | D-05 | 10t-02 | ルート2 |
| K-2410-046 | 現場 No.30 | 2.2t | 4t ユニック | 未割り当て | — | — |
| K-2410-047 | 現場 No.04 | 6.8t | 10t 平 | 未割り当て | — | — |
| K-2410-049 | 現場 No.19 | 2.6t | 4t 平 | D-01 | 4t-04 | ルート3 |
運送会社の配車確定の画面(ドライバーと車両の割り当て)
03 RESULT
成果
事務の手間やドライバーの負担が減ると、社内でも好評です
2026年9月にiOSとAndroidでアプリを配信し、10月から運送会社での試験運用を始めています。すべてのAPIに自動テストを用意し、運用が始まってからも安心して改修できるようにしています。
04 TECHNOLOGY
使った技術
- Next.js
- React Native(Expo)
- Hono
- Drizzle
- Supabase(Realtime)
- Google Navigation SDK
- Fly.io
- Sentry